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田中富広氏、YouTube番組「No Filter」を立ち上げ
解散命令決定後、前会長が「フィルターを通さずに事実を伝える」シリーズを開始
当事者発信 |
要点
- 世界平和統一家庭連合の前会長・田中富広氏が2026年4月24日、YouTube番組「No Filter -田中富広が語る家庭連合-」を開設
- 第1回(4月24日)は「犯罪集団」の呼称、第2回(4月25日)は「マインドコントロール」を取り上げた
- 番組は対話形式で1テーマ1回構成、「フィルターを通さずに事実を伝える」を主目的に掲げる
- 第1回で田中氏は「家庭連合の幹部役職員に刑事事件は60年間1件もない」と説明
世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の前会長・田中富広氏が2026年4月24日、YouTube番組「No Filter -田中富広が語る家庭連合-」を開設した。番組は対話形式で1テーマを1回ずつ取り上げ、「家庭連合に対する間違った情報に対して、前会長である田中富広が正しい情報を伝える」(同番組概要欄)ことを掲げる。東京高裁による解散命令決定(2026年3月4日)後、当事者である前会長が直接発言する番組として始動した。
第1回:「犯罪集団」の呼称をめぐって
第1回(約18分)で田中氏は「犯罪」が法的用語であることを前提に、「犯罪集団」と呼ぶには「組織の構成員が犯罪行為に向かって動いていること」が必要と説明。家庭連合については「幹部役職員の刑事事件は60年間1件もない」と述べ、レッテルは法的にも事実的にも当てはまらないと主張した。
田中氏はまた、文化庁担当者が2022年9月のヒアリングで「役職員の刑罰事案を承知しておらず、解散申し立て請求の要件を満たしていない」と回答した経緯(NHK報道)、岸田文雄首相が2022年10月17日の衆議院予算委員会で「民法の不法行為は(解散命令の根拠に)入らない」と答弁した経緯にも言及。田中氏は10月19日の質疑応答方針変更を「私たちの教団解散の大きな動きの『1丁目1番地』」と位置付けている。
第2回:「マインドコントロール」をめぐって
第2回(約23分)で田中氏はマインドコントロール概念を「自分の経験値では理解できないことを一言で腑に落ちたような錯覚をもたらす、麻薬のような便利な言葉」と表現し、「概念が曖昧で科学的にも効果は立証されていない」と批判。信徒として50年の経歴を持つ立場から「50年間ずっとマインドコントロールされ続けてきたということになる」と疑問を呈した。同氏は「ずっと継続して献金し続けたことが解散決定の要件の1つになった」点を理解の難しさの象徴として挙げている。
同チャンネルはその後も追加でリリースされており、本紙発行時点で複数の続編が公開されている。今後も1動画1テーマで継続する予定。
本紙は同氏の主張を代弁するものではない。出典: YouTube「No Filter -田中富広が語る家庭連合-」第1回・第2回(2026年4月24日・25日公開)
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